本を毎月1冊読む《3月》


アドラー流たった1分で伝わる言い方/戸田久美」
アドラーの心理学は、「勇気づけの心理学」と言われ、勇気づけとは「困難を克服する活力を与える」ことです。
①自己決定性
 過去・環境・相手は変えられないけど、自分のことは変えられる。
②目的論
「どうすれば解決できるか?」と未来思考で取り組むことが大切。
全体論
人の心の中は、意識と無意識、理性と感情など一見対立するものがあるように思われるけど、実はすべて繋がっているという考え方。
④認知論
人間は主観の世界に生きているので、同じものを見て聴いて体験をしても人それぞれ認知や受けとめるかは違う。
⑤対人関係論
人は、相手によって感情や行動を変えるもの。健全な人は、相手を変えることよりも自分が変わることを考え、不健全な人は相手を変えようと考える。
人間関係がうまくいかない人の10の特徴では、私の場合4つも該当し、反対に人間関係がうまくいく人の18の法則はたった5つでがっくり。。。
人間関係が良くなる内容がてんこ盛りです。
また、この本の有り難いのは、具体的な言葉のフレーズが色々なシチュエーション別に一杯掲載されているので、めっちゃ参考になります。
男女で異なる言葉がけのコツのコラムでは、
●男性:①問題解決重要視
 ②社会的に役に立っているということを認められると喜びを感じる。
●女性:①共感を求め、自分の感情を認めてもらうことを重要視。
 ②誰かの役に立っていることを認めてもらえると喜びを感じる。
「なるほど!!」と唸らされました。