永遠の0


このお正月休みに家内と「永遠の0」を観に行って来ました。
司法試験に落ちて無気力だった佐伯健太郎は、祖母の葬儀の日に驚くべき事実を知らされます。実の祖父だと思っていた賢一郎とは血の繋がりがなく、本当の祖父は別にいるらしい。彼の名は、宮部久蔵。太平洋戦争で天才的な操縦技術を持つゼロ戦パイロットでした。真実を調べていくうちに、生還に最も執着し、周囲から臆病者と呼ばれていた人物だったという酷評ばかり。さすがにショックを受けます。宮部久蔵の最期を知る人物に辿り着き、衝撃の真実を知ることになるのです。
全編を通してポロポロと自然に涙が溢れてヤバかったです(涙)。
宮部久蔵の生き様は、壮絶で本当に素敵でした。お国のため命を捧げることが当たり前であった当時の日本。「家族の元に必ず還ってくる」妻・松乃との約束。
戦時中という異様な状況の中でも、愛を貫き、いつも自分のためではなく、誰かのためにという強い信念で生きていました。
妻のため、愛娘のため、自分が育てた部下のため。。。
「どんなに苦しいことがあっても生き延びる努力をしろ!!」と部下へ魂の叫びをあげていた宮部久蔵が、なぜ特攻に志願したのか?!
この映画をご覧になられた方は、どう感じたんだろう。
宮部久蔵が命がけで遺したメッセージ。
「誰のために生きているのか」
「何のために生きているのか」
今の平和な日本で暮していることにもっともっと感謝しなければ。
戦争で亡くなられた多くの尊い犠牲の上に生かせて頂いていることを考えると、今を精一杯、本気で、真剣に生きなきゃと改めて思いました。