性格いろいろ


セミナーなどで日頃お世話になっている真ちゃんから「MBTIによるタイプ分けフィードバック」を催すから参加しませんかというメールを頂きました。MBTIって何なん?!そのHPには、(1)自分を客観的に分析したい人、(2)自分の日常の人間関係をよりよくしたい人、(3)多忙な日常を離れて自分のことをじっくり考える時間を持ちたい人、(4)自分の心の成長を促したい人などに最適なプログラムと書かれていました。すぐさま参加の意向を伝え、初めて家内と一緒にセミナーを受講した次第です。

MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)とは、ユングのタイプ論をもとにした性格検査で、一般的な性格検査とは異なり、個人を単にタイプ分類したり、性格を診断したりすることだけが目的ではありません。回答した一人ひとりが、自分の心を理解し、自分をより生かすために用いることを最大の目的にしています。
MBTIは、一人ひとりの性格を「心の機能」と「態度」の側面からみており、性格を16 のタイプに分類します。それらは、以下4つの指標の枠組みで考えます。
 ①ものの見方:感覚なのか?直観なのか?
 ②判断のしかた:思考なのか?感情なのか?
 ③興味関心の方向性:外向なのか?内向なのか?
 ④外界への接し方:判断的態度なのか?知覚的態度なのか?
その中でも自然としている心とそうでない心、すなわち心にも「利き手」があり、そこに自分にしかない強みや動機があるとしたのです。この枠組みを理解することで、他者との建設的な人間関係を築いたり、自分の持ち味を生かしたリーダーシップを発揮したり、心の成長の指針や日常のコミュニケーションスタイルなどを理解するために有益な情報を提示してくれます。

今回は、10人の参加者があり、色々なワークを通してタイプの違いを体感できて面白かったです。1つ問い掛けに対しても思いや考えが真っ二つに割れ、驚きました。ワークの詳細は紙面の都合で書けませんが、互いのチームから「そんなん、あり得へん!!」「その発想は、理解でけへん!!」などなど、みんな和気あいあいとした雰囲気の中で学びや気付きがありました。
旅行好きな私たち夫婦を例にとってイメージしてみると、私はどちらかと言うと旅行前に計画をしっかり立てるタイプで、遠路はるばる時間とお金を掛けて旅行をするのだからこれが当たり前と思っています(判断的態度:スケジュールに沿って行動するなどが特徴)。一方、家内は余り計画を立てずにいく旅行が好きなタイプで、もし旅行先でもっと素敵なことや場所があったらそちらに行くのが当たり前(知覚的態度:状況に応じて行動するなどが特徴)。お互いに気付かず、お互いに不満を抱え、お互いに理解不能に陥る。。。
自分が今まで当たり前と思っていたことが、他人から見れば、何でもなかったり、普通であったり、凄いことだったり。自分では当たり前と思い込んでいるから、気付かないのがまた怖いところ(汗)。
回答した内容に基づいて16タイプの中で最も私を表しているであろう結果は、○△◎□という報告。「うんうん、当たってるよなぁ〜」と実に納得するコメントもあれば、「へぇ〜、自分にこんな一面もあるん?」と意外なコメントを発見したり。自己理解をもっと深めたいし、互いの違いを認め、補完し合えるような人間関係をつくっていきたいですね。