白駒妃登美さんの講演会


白駒妃登美さんの講演会「人生に悩んだら日本史に聞こう」に参加して来ましたぁ〜。
白駒さんは、『博多の歴女』として歴史講座を展開しておられます。今回も歴史上の人物やアスリートの生きざま、The日本人の誇りを色々なエピソードを交えて熱く語って下さいました。
導入のお話しは、仕事観について。誰かに喜びを提供できるのが仕事。相手を笑顔にするのが仕事。仕事は、はたの人を楽にする、笑顔にするもの。仕事は、自分の時間を誰かの喜びに変えるもの。なるほど、素晴らしい。
自分で自分の《道》を見つけるというお話も素敵でした。《道》とは、生き方のこと。例えば、生前、浅田真央ちゃんのお母さんは、「フィギュアスケートは、単に勝ち負けの競技ではない。大切なのは、氷の上でいかにその人の生きざまを見せられるか。」と言っていたそうです。ソチ五輪ではメダルには届かなかったものの、世界中が真央ちゃんのフリー演技に感動。前日、失敗したトリプルアクセルに迷うことなく挑戦し見事成功させ、真央ちゃんの生きざまそのものの渾身の滑りでした。自分の置かれた場で、自分の生き方を磨いていくのが日本人。
織田信長豊臣秀吉真田幸村ら名立たる武将は、周囲にいる一人ひとりを大切に、気配りをし、皆から応援される生き様を貫き、皆から応援される存在だったからいざという時に支持され登り詰めることが出来たというエピソードも面白かったです。
親日国である台湾の心を感じる素敵なエピソードが幾つか紹介されました。特にレスキュー隊員の話に感涙。1999年、台湾で起きた大きな地震。日本以外の国のレスキュー隊は、生命探知機が反応しなければ、素通りでした。ところが、日本のレスキュー隊だけは、たとえ生命探知機の針が振れなくても台湾の方々の思いに寄り添い、瓦礫を丁寧に取り除き、隊員全員で整列してご遺体に黙祷を捧げたそうです。その姿に台湾の人たちは、胸を打たれました。2011年、東日本大震災が起こった際、台湾からも多くのレスキュー隊が駆けつけ、ご遺体に対して同じようにして下さりました。「あなたたち日本人が教えてくれたこと」
台湾では、「日本精神があるねぇ〜」という最高の褒め言葉があるそうです。“日本精神”とは、誠実・勤勉・正直・約束を守る・優しい・責任感・利他の心などのこと。昨今、痛ましいニュースが多い日本ですが、日本精神はどこに。。。
日本の歴史というのは、「報恩感謝」の歴史。恩に報いるというのは、頂いたことへの恩返しと、そしてそれ以外へ恩を送っていくこと、次の世代に恩を送っていくこと。
今回の講演で日本人としての誇りを再確認し、「目の前の環境を受け入れ、感謝し、全力を尽くす」ことの大切さを学び、気付かされました。
購入した新刊本にサインをもらい、握手までして頂きウキウキ〜(笑)。