本を毎月1冊読む《4月分》


行動科学を使ってできる人が育つ!教える技術/石田淳
「教える」とは、相手から「望ましい行動」を引き出す行為のことだそうです。
人が育たないのは、教え手の上司、学び手の部下どちらの責任でもなく、教え手が「教え方」を知らないのが原因って。
ってことで、この本では55個のコンテンツから成り立っています。55個もとても自分の頭には入らないので、今の自分のレベルで重要と思うものを8個に絞ってみました。
①仕事ぶり(行動)を認める・褒める
部下が仕事に一生懸命取り組むモチベーションは、上司や先輩から認められる・褒められることなので、仕事の結果だけに注目するのではなく、仕事ぶり(行動)を認める・褒めることが大事。
②仕事の動機や目標を把握する
仕事を通じてどんな風に成長したいと考えているのかを把握しておくことが大事。
③指示や指導は具体的な表現にする
「真心をこめる」という課題であれば、例えば、商品は必ず両手で渡すとか、お客様の目を見てから会釈をし3秒間静止するなど。
④目標も具体的な行動に置き換える
出来るようになっていなければならないけない行動を具体的に書き出しておく。
⑤業務の意義や全体像を教える
「そもそも?」「何のために行うのか?」というその業務の目的や意義をきちんと伝える。
⑥行動を分析し、手順を説明する
人材育成の大きな目的は「わからないことが、わかるようになること」あるいは「できないことが、できるようになること」です。「考える力」を引き出したいなら、「考える」という過程を一つひとつの「行動」に細かく分析し、その手順を見せたり説明したりしなければいけない。
⑦行動を明確に評価する
上司の指導によって部下や後輩が、成果のある行動を実行したら、しっかりと評価する。
⑧仕事に対する「やりがい」を持てるようにする
仕事の全体像とその人の位置付け説明し、本人に自分の必要性を強く感じ取ってもらう。
また、理念と日々の業務の関係性については、繰り返し説明する。
①〜⑧までピックアップしましたが、自分で今もちょっとは意識できているもの、全く出来ていないもの、なるほどと唸らされるものまで様々です。
結果や成果を変えたければ、行動を変える以外に方法はない!!
まずは自分の考え方を変え、併せて今の自分に出来ることから行動も変えていこうと思います。