本を毎月1冊読む《3月分》


鏡の法則/野口嘉則」
主人公・栄子の悩み、それは小学校5年生の息子がいじめにあっていること。辛い思いをしているはずの息子に訊ねても何も言ってくれない。それが悲しかった。。。
ある人に相談したところ、誰か身近な人を責めていることを指摘され愕然とします。
「現実に起きる出来事は、一つの《結果》です。《結果》には必ず《原因》があり、その原因は、あなたの心の中にある。つまり、あなたの人生の現実は、あなたの心を映し出した鏡だと思ってもらうといいと思います。」
こんなことをいきなり言われても「はぁ〜?!」と思うだろうけど、栄子は藁をもすがる気持ちでいくつもの難題に挑戦していきます。栄子は、鏡の法則を知ることによって、今までの父親・ご主人・息子さんとの関係性としっかりと向き合うことで色々なことを学び、気付き、幸せを実現します。
朝起きて鏡を見てみたら髪がボサボサだった。そんな時、あなたならどうしますか?鏡に手を伸ばして、鏡の中の自分の髪を触ろうとしても出来ません。自分自身の頭に手をやり、ブラシで整えるはずです。結果として、鏡の中の自分の髪も整います。
鏡の法則とは、「私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映し出す鏡である」。
言い換えれば、心の中で不満ばかり抱いていると、ますます不満を言いたくなるような出来事が現実に起きてくるし、逆に心の中でいつも感謝していると、さらに感謝したくなるような出来事が起きてくるのだそうです。
●必然の法則:人生で起こるどんな問題も、何か大切なことを気付かせてくれるために起こる。自分に解決できない問題は決して起こらない。
●心の世界はつながっているから、原因を解決すれば、結果は変わるしかない。
●人生の問題を根本的に解決するには、自分の心の中の原因を解消する必要がある。自分の心の中を変えることをしないで、ただ相手や状況が変わってくれることばかりを期待しても、なかなか思う通りにはならない。
やはり、いつも自分のあり方が問われます。自分の目の前で起きていることにしっかりと向き合い、自分の心に問い掛けてみたいです。