本を毎月1冊読む《2月分》


「育てたように子は育つ/相田みつを佐々木正美」
●欠点まるがかえで信ずる
「こちらの価値観を修正して相手を認めるのではなくて、子どもの存在そのものをそのまま信じていてやるのである。」
●そのままでいいがな
「これこそ、子どもへの最高の愛情の表現である。すなわち、無条件の承認である。こういう愛情が与えられれば、子どもは必ず生まれ持ったものを豊かに開花する。」
●育てたように子は育つ
「自分の存在価値を実感できるような子どもにしておいてやればいいと思う。あなたはあなたのままで、他にかけがえのない価値がある。君は君の道を、ただひたすらに歩めば、それで十分である。」
●点数
にんげんはねぇ
人から点数を
つけられるために
この世に生まれて
きたのではないんだよ
にんげんがさき
点数は後
「親や教師や大人たちが間違うのは、子どもの長所よりも先に短所や欠点のほうばかりを見つけ出して、それを直させようとすることである。」
「子育て」という視点で相田みつをさんの作品と児童精神科医の先生のコラボです。先生の臨床体験なども交えての解説だったので、とても共感し、二児の父親として今更ながらという感じですが色々と猛省させられました。子どもが生まれて来るときには、「健康でさえあれば」の思いが、いつしか親の勝手な枠組みにはめ込もうとしたり、「こうあるべき」「こうしなければ」という軌道修正をして来たり。。。
子どもの存在そのものを信じてやる。まだまだ私にとって足らないこと。この本と出逢って色々な学びや気付きがあったので、本当に良かったです。昨春より娘が東京赴任、息子は広島の大学へ。親子四人が揃うことが当たり前でなくなった今だからこそ、色々と思います。子どもたちの存在そのものにもっと感謝、そのまま信じる、「長所伸展」の意識で接してあげないと!!