凄い器械OCTがやって来た


OCTって何なん?!
OCTとは、OpticalCoherenceTomographyの頭文字をとった略で、日本語では光干渉断層計と呼ぶ。眼科領域では、主に網膜の断層像を撮るのに使われ、最近では機器の飛躍的な進歩により、緑内障診療には欠かせないものとなってきている。
今回、デモ機としてお借りしたのは、Optovue社製iVueである。
緑内障》乳頭周辺の網膜神経線維層(RNFL)厚を測定し、正常眼データベースと比較して、結果をカラーマップ表示してくれる。経過観察画面、両眼同時表示画面もあり見やすい。
特に興味があるのは、緑内障の早期診断に役立つと言われているGCC(網膜神経線維層・網膜神経節細胞層・網膜内網状層のみを取り出して選択的に想定したもの)解析プログラムを搭載している点。現在では、GCC解析プログラムも幾つかのメーカーから出ているが、Optovue社が本家本元である。
《網膜》黄斑疾患の診断・観察をサポートし、水平平方向の5本の高解像度OCT画像を表示する。網膜厚(全層・内層・外層)及び網膜色素上皮層の形状を測定し、正常眼データベースと比較する。
まだ2日しか経っていないが、操作は意外と安易で、GDxと比較して患者さんの負担も軽減されると思う。GCCのカラーマップとハンフリー静的視野検査・GDxの検査結果を並べ、その評価に唸っている。勉強せねば。。。
当院の緑内障診療や網膜診療に新風を吹き込む感じ大である。

中央産業貿易会社
http://www.chuosangio.co.jp/products/product01002/index.html